デジカメ X-T10のレビュー

デジタル写真術ガイド

すくーれ

フジノンのレンズを使いたくて富士フイルムのミラーレスX-T10』を、2015年12月に買いました。とても満足しています。

【ニュース】後継機X-T20』が2017年2月下旬に発売される予定です。

更新:2017.1.19 文:長坂 断

魅力的なAPS-Cカメラ&レンズ

富士フイルム X-T10

カメラ ボディのインターフェイスは独特な点もありますが、慣れると使いやすいと感じています。

富士フイルムのミラーレスの特長は次のとおりです。

なお、筆者はキヤノンのフルサイズを含め一眼レフを10年以上使っています。
連写や素早い動体を撮ることはほとんどありません。

ぼかしやすいレンズが多い

富士フイルムは、明るい交換レンズがたくさんあります。

明るいレンズ
絞りを最も広げた際のF値が小さいということで、ピント位置の前後をぼかしやすい
一般的に、ズームできない“短焦点レンズ”はF2.0以下、“ズームレンズ”はF2.8以下のものをいう

下の写真は絞りを開放のF1.4に設定して、一番ボケるようにしています(F値を変えればボケ度合いを減らせます)。

X-T10 ボケのテスト

使ったのは『XF23mmF1.4R』という単焦点レンズです。

上の作品はRAWデータをLightroomで編集/現像しています。

参考

撮像素子がフルサイズの他社製品なら、同じ画角でもっとボケますが、レンズが大きく重くなり、価格が3倍くらいになります。

CGのような鮮明さ

XF23mmF1.4R』で撮って驚いたのが精細さ、解像感です。
一般的にズームできない単焦点レンズの方が綺麗に写りますが、それでもすごいと感じました。

カメラ ボディがローパスレスというのも奏功してるのかもしれません。

X-T10撮影画像 鮮明

少しJPEG圧縮しています。

小さくて軽い

富士フイルムのレンズ交換式カメラXシステムは、撮像素子が“APS-C”です。
そのため、一回り大きい“フルサイズ”のレンズ(同等のF値と焦点距離)と比べると、小型・軽量・安価です。

もちろん“フルサイズ”のメリットはありますが、私の場合は持ち歩くことが多いので“APS-C”の軽さを取りました。

カメラ ボディ(本体)も一眼レフに比べて、『X-T10』は小さく軽いです。

ファインダーはミラーレスなので、電子式(EVF)になります。

撮影時に色作りができる

JPEG画像を“そのまま”または“少し編集するだけ”で、満足な写真になることが大半です。

なかにはRAW現像でないと思いの画にならないこともありますが、トータルで現像時間が減りました。

3つの短所

1年間使って、次のデメリットも感じていますが、決定的なことではなく大きな不満はないです。

H/Sトーンの操作性が悪い

コントラストを調整できるハイライト トーン/シャドウ トーンの設定が面倒です。画像を見ながら変更ができず、画面を切り替えないとどう反映されるか分かりません。

なお、この他の操作性で気に入らない点はありません。

タッチパネルじゃない

最近のデジカメなのに、なぜかタッチパネルでないです。

撮影写真の確認時やパナソニック機のようにタッチパッドAF(覗きながら表示していない背面液晶をなぞってフォーカス ポイントを変えられる)は便利なので、搭載してくれれば良いのですが。

電池の消耗が早い

どのミラーレスでも画像表示が長くなるため、一眼レフに比べて消費電力が増えます。

今ならX-T1も検討候補に

『X-T10』(2015年6月発売)より前の製品ですが、ファームウェアをアップデートすれば、ほぼ同機能といってよいでしょう。
富士フイルムのアップデートは不具合修正だけでなく、機能が追加されることがあります。

参考

後継機『X-T20』が発売されると、X-T10は値下げされるでしょうからまた状況は変わります。

X-T10 vs X-T1

富士フイルム X-T1

今では防塵防滴のレンズも増えたので、カメラ ボディも対応しているメリットが高くなりました。

マイナス点は、十字キー(セレクターボタン)の突起が低く押しにくいところです。

なお、フラッシュは外付けになります。

無料の当日レンタル

近くでない人は、販売店で実機を試すことをお勧めします。
電子ファインダーを使ったことがなければ、なおさらです。

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