都内でAdobeイラストレータの名刺ワークショップ(デザイン実習の勉強会)を行っています。
お題は、実在するカフェの名刺です。3丁目カフェさんよりロゴを提供していただきました。また、私が撮影させてもらった写真も素材として提供します。
プロが最初に行うこと
名刺デザインに限らず、プロが制作する際は、まず要件を明確にします。
要件とは、必ず守らなくてはならないことです。例えば、ロゴを配置するとか黄色の使用NGとかです。
これを発注者との打ち合わせで確認します。依頼者が伝え忘れることもあるので、受注者が具体的に要件を明確化していく必要があります。
要件を提示した実習
名刺ワークショップでは、上図のように講師側から要件をお伝えします。
時間内にデザインを終えてもらい、その後は発表会です。同じ要件で他の受講生さんが、どんなデザインをしたか見られるのも良い勉強になります。
受講生作品
受講された字浦萌真さんに許可をいただいたので、上に掲載しました。コーヒーカップと湯気が背景柄になっていて、一瞥でカフェと分かる良いデザインですね。字浦さんはロゴデザインを請け負っているプロなので流石です(このワークショップはデザイン未経験の方も受講されているのでご安心を!)。
ご本人より「カップの湯気の中に情報を入れようと考えたのですが上手く収まりませんでした。」と質問をいただいたので、以下のリデザインをご提案をしてみました。
3行の情報を湯気のカーブに合わせ、「恵比寿 太郎」を用紙に対し中央揃えに変更。字浦さんはカップを中央にされました。どちらが正解か?という問題ではなく、最後はデザイナー判断になります。
デザインは試行錯誤で良いものになります。時には誰かにアドバイスをもらうことも有効です。
講座の詳細は超実践的Illustratorで 名刺デザイン制作ワークショップをご覧ください。会場は恵比寿駅近くです。